心があるとかないとかヒトならざるものとか

 『仮面ライダーゼロワン』、まだ3話目を観ていない。(本日2019年9月17日。9月15日に第3話放送) twitterでは『ゼロワン』の話題が結構ある。私のタイムラインなのでまあ特撮ヒーロー番組についてのツイートがあるのは当然だが。 そこで話題になるのはヒーローであるゼロワンではなく、ヒューマギアのことが多い。腹筋崩壊太郎とか。 前にも書いたが、私は非人間ヒーローのほうが好きだ。 その理由を説明できるようになったのでしていく。 東映特撮ヒーロー番組に限らず、「機械に心はあるのか」というテーマは繰り返し語られる。 まず、「心」がなんなのかの定義がよくわからない。私に心があることを証明する方法はない。客観的に他者に心があることを理解することは事実上不可能である。コップに入った水に心がないと証明する方法もない。 なのに機械(アンドロイド)に心があるのかないのかとか語るって。……とか思っていた。何年前からかそう思うようになっていた。 それはそれで一つの結論ではある。「心」なんてあるんかないんかわからんわ、ということ。 だが、とりあえず「心」というものはある、という仮定で考える。 でまた東映特撮ヒーロー番組に限らず、「ヒトとヒトならざるものの関わり」というものは繰り返し繰り返し語られるテーマである。 「ヒトならざるもの」、つまりアンドロイドであり、怪人であり、異星人であり、異次元人であり……。 で、実際のところ作中登場する「ヒトならざるもの」のほとんどは実在しない。もしくはまだ人類が遭遇していない。 つま…

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読んだ小説の感想というか

 『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』(著:蛙田あめこ/オーバーラップノベルズ) ラノベでよくある長いタイトルの小説。 『小説家になろう』で読んで、何年か振りのカタルシスを得た傑作である。これの前にカタルシスを得たのが『爆竜戦隊アバレンジャー』の最終回の前の回だから、15年振りである。 現在(2019年9月15日)2巻まで発売されているが2巻まで通しで読むのがオススメである。 私は何年前からか「ジェンダーフリー」というものに気をつけるようになっている。なっているが、実際のところ差別的な行動や発言を無意識にやっているんだろう。 とりあえず、世の中色んな差別はあるしどれも簡単になくならないが、性差別というやつは単純に人口の半分ずつを強者と弱者に分けてしまう。 いやこんなイデオロギーな話をしたいわけじゃない。やめる。(「ジェンダーフリー」は男女というふたつの性別だけに区分けできないという話もあるが今回は略) 『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』の物語はタイトル通り「女だから」で差別されるところから始まる。 ところがこの主人公、ターニャ・アルテミシオフは大変優秀な人物である。 その相方であるラプラスも桁外れな能力者である。 このふたりがタッグを組んで理不尽をぶっ飛ばす物語である。(1巻の帯のキャッチに「ぶっ飛ばせ、理不尽。」と書かれている) 正直言ってほぼそれだけの物語である。 「それだけ」をちゃんと読ませるのだからもう傑作じゃな…

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2作の昭和『仮面ライダー』漫画

 『仮面ライダーSPIRITS』 現在は『新 仮面ライダーSPIRITS』というタイトルで続いているが、最初は「新」がつかないタイトルで『マガジンZ』に連載していた。『マガジンZ』休刊を受けて連載が『月刊少年マガジン』に移り継続している。 この漫画は昭和仮面ライダーの正統的なものである。 10号ライダーである「仮面ライダーZX(ゼクロス)」を主人公とするが、彼以外の9人の仮面ライダーもきっちり見せ場がある。 『仮面ライダーSPIRITS』が全16巻。『新 仮面ライダーSPIRITS』が既刊22巻。 後半になるにしたがい物語のテンポはゆっくりになって、私の求める「カタルシス」を得られるシーンに至る回数も少なくなっている。 しかし長期連載するとそうなるものなのだろう。 私はこの10人の仮面ライダーのうち「仮面ライダーアマゾン」が特に好きである。 この漫画は特撮ヒーロー番組の『仮面ライダーシリーズ』の外伝であり続編的な物語である。 「ZX」を主人公とすることで、主演映像作品としてはテレビスペシャル一本しかない彼の物語を補完するものでもある。 だからデッドライオンや岡村まさひこなどのその後の姿も見ることができる。  『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』 こちらのほうはまったく正統派とはいえない『仮面ライダー』である。いや『仮面ライダー』の漫画とカテゴライズしていいのかどうかとも思うが、『仮面ライダー』の魂はあるので私はいいと思う。 むしろ魂だけ心だけ戦闘力だけ仮面ライダーである男女の物語である。 「女…

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